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FCの長所と短所

おさえておきたいフランチャイズのメリットとデメリット

FC(フランチャイズ)加盟にはメリットもデメリットもあります。まずはここで一般的な例を挙げてお話ししていきます。

【メリット】強大なブランド力・営業力の恩恵

ハンバーガーのお店を例にしてみましょう。あなたが独自のレシピとこだわりの食材で作るオリジナルハンバーガーを売るお店を開いたとします。

世間の消費者からみれば、あなたのことを知っている人の方が少ないという、当たり前の現実があります。たとえハンバーガーの味が素晴らしく値段も味に見合っていたとしても、ビジネスとして軌道に乗せるには、膨大な時間が必要で、破綻のリスクもつきまといます。

逆に、マクドナルドやモスバーガーなどのFC加盟店としてスタートしたとします。
開業準備から実務にいたるまで、さまざまなビジネスノウハウを短期間かつ容易に習得することができ、さらには既に知名度が確立されたブランド力や大企業ならではの営業力によって、開業当初から安定した経営とまとまった利益が期待できます。

前者のように一国一城の主を目指す方が魅力的でロマンを感じますが、現実に成功を手に出来る人は、ほんの一握りです。

【デメリット】本部の方針や意向は絶対

一方、FCに加入するということは、独自性や自由度、個人の裁量などが大幅に制限されるということでもあります。

ハンバーガーショップの場合で言えば、材料の仕入れや調理方法など、すべて本部の指示に従わなければなりません。仮に、高品質で安価な精肉業者やベーカリーを見つけたとしても、本部の了承なしには、それらの業者とは取引できないのです。もちろん独自に考えたメニューを販売することもできません。賞味期限がせまった商品を値下げして売ることもできません。

逆に言えばこれらの制約を守ることで、フランチャイズ店は、日本全国どこでも均一のクオリティと利益率を維持しているのです。

FC加入の際の心構え

上記のように長所も短所もあるFC方式ですが、もうひとつ心に留めておくべきことがあります。
それはFCに加盟したからといって、それだけで成功することはできないという点です。FC方式であってもビジネスであることに変わりはなく、リスクの認識や専門知識は必要です。

もちろんそれらのノウハウを本部から提供してもらえるのがFC方式の利点ですが、FC本部側も万能の神ではありません。
例えば、本部側が店舗拡大をあせるあまり、フランチャイズ展開について充分な実績やノウハウがないまま、FC加盟者を募る場合もあります。もっと酷いケースでは、事業の実態がないまま、加盟金目的でFC募集を行う詐欺も存在しているそうです。

FC加入の際は、自分が成功できる土壌かどうか、信頼できる本部かどうか、慎重に判断してください。

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